政府、全土でのマスク着用義務化を否定、各市町村で実施か?
政府関係者が28日夜オランダ国営放送NOSに語ったところによれば、公共の場でのマスク着用の義務化は行われない。ただし自治体が小規模な範囲でのマスク着用義務を実施するのは可能となるらしい。昨夜、公共衛生環境研究所(RIVM)の感染防止管理チーム(Outbreak Management Team OMT)が、フェイスマスクの効果について話し合った結果である。
本日29日ユトレヒトでオランダの安全理事会(25の地域)が集まり、関連大臣がコロナ規制について最終発表を行う予定。規制はおそらくオランダ全土に対するものでなく、地域的になる見込み。例えば、アムステルダムやロッテルダムではマスク着用を義務化したい意向だが、この安全理事会にてOMTの決定を話し合う予定。
ロックダウン中、何度もマスク着用義務について政府は検討してきたが、OMTのアドバイスによりこれが否定されてきている。マスク着用により安全性が保たれると誤解されることを恐れているというのがその理由だ。
NOSはアムステルダムに訪れる観光客数人にインタビューしているが、オランダでマスク着用義務がないことに驚きを隠せない人が多い。とくに政府の政策に対し無責任だという声が高い。インタビュー(記事中程の動画)
(画像:nu.nl 赤:マスク着用義務、青:一部義務)