飲食業、ホテルでの大量解雇が始まる

政府の支援によりコロナ危機中の目立った人員解雇はなかったが、規制緩和が始まったと同時にホテル、レストラン、バー、そしてケータリング業界で従業員解雇が始まっている。6月には倒産する企業と一部の従業員解雇の数が週毎に増えていった。労組によれば、現在までに数千人の飲食業に従事する人たちが解雇されている。

5月には飲食業人材派遣会社のミズ・アン・プラスが倒産。ポスティリオンホテルも110人の解雇が発表された。先週には大手ケータリング会社メゾン・ファン・デン・ブアが140人を解雇。労組によれば、これはまだ始まったばかりだという。レストランやバーでは財政困難はあるものの、それほど大量解雇は発生しない。しかし企業向けやイベント向けのケータリング会社は悲惨だという。

2000人の従業員を雇用しているボブ・フッテン氏は、5軒の老人施設向けレストラン、イベント向けケータリング、そして200社の企業での社員食堂を経営している。しかしコロナ禍で売上がほぼゼロに。これまで従業員の解雇は行ってこなかったが、今後解雇に乗り出すしかないと苦しい心情を語っている。
最初に解雇されるのは学生などのアルバイトや臨時雇いの人。その後に正社員へと解雇の波が広がる。ケータリング企業では従業員の再教育や他の業種での再雇用を進めている。たとえば警備や介護といった業種での飲食関連だ。

飲食業労働組合は、社員食堂などの契約ケータリングで働く17,000人のうち、3,000から4,000人が確実に失職すると推定している。
そして政府の支援措置が期限切れになる夏の後にレイオフの大きな波が訪れると予測。 そして来年からはこの波はさらに高くなると懸念されている。