オランダのシンガー美術館から初期のゴッホ作品盗まれる

アムステルダム近郊のラーレン市にあるシンガー美術館からファン・ゴッホの作品が盗まれた。1884年の春にニューネンで描かれた「春の庭」と題される作品だ。この39cmx72cmの横長の作品はフローニンゲン美術館から貸与されていたもので、同美術館唯一のゴッホ作品だった。シンガー美術館から盗まれたのはこのゴッホ作品一点のみ。

泥棒は30日早朝3時15分ごろ、フロントドアのガラスを破って侵入。アラームが鳴ったが警察が駆けつけたときにはすでに容疑者と絵画は消え去っていた。

今回の窃盗事件では、警察のアート窃盗専門家チームによる調査がおこなわれている。またインターポール(国際警察)で窃盗作品のリストに登録された。シンガー美術館はコロナウィルスの蔓延で現在休館中。
この美術館でアート作品が盗まれたのは今回が初めてではない。2007年には庭に展示されていた彫刻が7点盗み出されている。
3月30日は奇しくもフィンセント・ファン・ゴッホの誕生日であった。

Singer Museumの発表