個人事業者(ZZP)への政府からの助成金制度確定、1000ユーロの所得補助と10000ユーロの融資

個人事業主(ZZP、従業員のいない個人事業者)は先に政府が発表したとおり、毎月1050ユーロまでの補助金を3ヶ月間受給できる。夫婦あるいは同棲の場合で両者が個人事業をしている場合にはこの金額は1500ユーロとなる。このコロナウィルス危機により収入が最低賃金を下回る個人事業者にはこの規定が適用されることになる。ただし、他に収入源がある場合にはこの助成金は適用されない。さらに週に24時間以上自分の事業で働いており、自営業として商工会議所に2020年3月17日以前に登録していたことが条件とされる。この補助金は返済の必要はない。さらに、パートナーに収入がある場合でも助成金は受け取れる。

この個人事業者のための補助金は各市町村が窓口となる。すでに申請の受付を開始している市もあるが、ほとんどの市では週末明けから開始、5月31日まで受け付けるという。

この所得補助に加え、個人事業者は最高10,517ユーロの融資を受けることができる。融資金額は返済期間が3年で利子は2% このほか、政府のコロナウィルス拡大防止政策により閉鎖を余儀なくされた業界(飲食店、美容室、旅行会社など)は、固定費補助として4,000ユーロが支給される。事業主は今日からRvo.nl(Rijksdienst voor Ondernemers, オランダ企業局)に申請を開始できる。ただし、まだ財政的余裕がある会社は、同時に多くの企業が申請をすると混乱を招くのを防ぐため、申請を少し待ってほしいと経済相。ただし、住居と事業拠点が同じという事業主はこの4,000ユーロ支給制度からは除外される。

オランダ企業局(英語ページ)