オランダ政府、コロナ危機での企業および個人事業主への支援策を発表

オランダ政府は17日、コロナ危機で財政的困難に陥っている企業や個人事業者に数百億ユーロ単位の支援を行うと発表した。危機が続く場合にはこの支援も延長されるという。

・納税:企業は3ヶ月間納税の義務が延長される。税務当局に申請すれば、法人税、付加価値税、源泉徴収税などの納税延期が認められる。

・個人事業主(ZZPb)が財政困難に陥った場合には3ヶ月間生活保護金額が支給される。この金額は返済の必要がない。当事者に資産があったりパートナーに所得があるといった場合にも、これは問われずに支給が受けられる。
所得が少ない個人事業主にとっては死活問題となるため、支給手続きは速やかに行われるよう現在調整中である。

・コロナ危機により大きな損害を被っている企業には、緊急で4000ユーロの貸付が行われる。例えば飲食業、旅行業、文化関連の企業である。

・従業員をレイオフしたり解雇せねばならない企業は、これまで失業保険の75%を政府が負担していたが、これが90%となる。つまり雇用主の負担が大幅に減る。

企業支援パッケージ