アムステルダム西部のスーパー、ATMを狙い爆破される
アムステルダムの西部オスドルプにあるスーパーマーケット「アルバートハイン」で18日早朝、爆破盗難事件が起き深刻な損害を被った。店内にあるATMを狙って車で爆破するラム・レイディングと呼ばれる手口だ。犯人は逃亡中である。
18日早朝の午前3時ごろ黄色いフィアット・パンダがアルバートハインの壁に突っ込み、犯人が店内に侵入、その後店内にあるATMを爆破した。犯人がATMから現金を取り出したかどうかは今のところ不明である。同店の受けた損傷被害は大きいという。同じ日にユトレヒトでもスーパーマーケットの窓が爆破されるという事件が起きている。これもATMを狙ったもの。
ATMの爆破事件が相次いだため、昨年12月には午後23時以降はATMの利用ができなくなるという措置がとられている。この規則はATM爆破事件が減ることを狙ったもので、それなりの効果があったとオランダ銀行協会は1月に発表していた。その矢先の事件である。銀行では来年の4月までに、爆破されたATMから盗み出した紙幣は使えなくなるという技術を導入する予定。 (画像提供:K.Aoyama)