ヘアカット代金、男女差別にメス。オランダ人権研究所と美容師協会

オランダ人権研究所(Het College voor de Rechten van de Mens)は、美容室でのカット料金に男女差別があることに関する調査を開始する。たいていの美容室で髪の長さにかかわらず女性の料金が高いというクレームが、この調査の発端となった。

この男女差別に対するクレームはフェミニストのウィニー・ハンスヘンさんが提訴した。ハンスヘンさんは、オランダ人権研究所にヘアカット代金で男女差別のある美容室チェーンのリストを提出、憲法で第一条で定められている男女同権に反すると述べている。
オランダ理容・美容協会(ANKO)のホニー・エウセンさんによれば、この男女の料金差別は美容師の間でも問題になっているという。「美容室もジェンダー・ニュートラル(性別平等)の料金設定にしたいところが多い。」らしい。

オランダの放送局RTLZが2018年に調査したところ、女性のヘアカット料金平均は27.29ユーロなのに対し男性は23.13ユーロと4.16ユーロ安い。これに対しオランダ美容・理容協会のエウセンさんは、「女性のほうが男性よりもカットに時間がかかることが多い。それにたいていの場合、髪の毛の長さも男性より長い。」と料金の違いを説明している。ただし「料金の違いが男女という性別だけによるものなら、改定の必要はある。ただ、上記のようなコストの違いによるものであるなら話は別だ。」としている。
協会はこの問題を慎重にとらえ、10月に5500人のメンバーを対象に調査を行うとしている。