ゴッホ美術館とドレンテ美術館が共同でゴッホ作品購入

ニューヨークでファン・ゴッホの作品2点が競売にかけれたが、このうちの作品1点をアムステルダムのゴッホ美術館とアッセンにあるドレンテ美術館が2800万ユーロで競り落とした。「雑草を燃やす農夫」と題されたこの作品は、夕暮れの人けのない場所での孤独な姿を描いたもの。ファン・ゴッホは1883年に数ヶ月間ドレンテ地方に滞在したが、そのときに描いたものである。この時代に描かれた作品はあまり現存しておらず、この作品は数少ない作品のひとつである。「雑草を燃やす農夫」は両方の美術館で交代で展示されるが、保存や修復作業はゴッホ美術館が行う。

この農夫が描かれた絵は1930年代にアムステルダムのアートディーラーであるジャック・ハウドスティッカーが購入した。1940年にこのアートディーラーが亡くなった後、ドイツの占領軍が没収した。そして最近ハウドスティッカーの義理の娘の手に戻されることになった。

ニューヨークのオークションハウスであるサザビーズは、63万5000ユーロという想定価格をつけていたが、美術館は280万ユーロと高値で落札した。もうひとつのゴッホの作品「パリの公園を散歩する人たち」は、450万から630万ユーロという想定価格だったが、最終的には880万ユーロで落札されている。