オランダの政党と君主制支持率、極右政党の支持率低く

昨日28日は国王の日で、オランダ住民の多くがお祭りに参加し王室の色であるオレンジ色に染まった。さて、オランダ人は君主制を支持しているのだろうか。オランダ国営放送NOSが依頼し世論調査会社IPSOSが行ったアンケート調査によれば、68%のオランダ人は君主制のままでよいと答えている。

これを政党ごとに見ると、一番支持率が低いのが極右の民主党(PVV)で42% この党の支持者は共和制にも反対で共和制への移行を希望するのは32%と低い。君主制の支持者が最も多いのは自由民主党(VVD)とキリスト教民主党(CDA)支持者で、それぞれ86%と87%だった。同じく極右のフォーラム民主(FvD)支持者も君主制支持者が少なく56%という結果が出た。
左派の緑の党と社会党支持者は共和制を望む人が多いものの、まだ時期尚早だと考えている。緑の党の支持者の73%そして社会党支持者の64%はオランダは君主制のままだいいと考えている。さらに労働党とリベラルの民主66党はそれぞれ70%と76%と支持率は高い。王室経費について不満が多いのも極右政党支持者たちでFvD支持者の40%、PVV支持者の37%が高すぎると答えている。

ウィリアム・アレクサンダー国王を信頼するかという質問に対し、オランダ人の4分の3は肯定的である。中道右派の自由民主党(VVD)とキリスト教民主党(CDA)支持者たちの信頼度は高く95% これに対し極右政党は約半数となっている。
年齢別では18歳から34歳の若い世代では君主制の支持率は低く57% 55歳以上は80%となっている。

アンケート調査結果