オランダの消費者物価値上昇率EU平均の2倍

オランダの消費者物価は3月時点で昨年同時期の2.9%上がっている。これはユーロ圏平均の1.4%の2倍である。オランダ中央統計局がユーロスタット統計をもとに調べた結果である。この値上がり幅は1997年以来ユーロ圏で最も高いもの。

オランダで特に値上げ幅が大きいのは食料、飲料そしてエネルギー費である。エネルギー費は1年前と比較し16.7%の値上がり。これは料金のみならず税金の値上げによるもの。オランダに続き値上げ幅が大きかったのはキプロスの12.9%、ベルギーの8.8%そしてドイツの4.7%である。

飲料や食料の値上がり率もユーロ圏では最も高く3.6% ユーロ圏平均は1.3%である。この値上がりは低率付加価値税が6%から9%に上がったこととエネルギー税の値上げが主な要因だ。
通常オランダの値上がり率はユーロ圏の平均とほぼ同じ。過去10年のオランダの物価上昇は14%だが、これもユーロ圏の平均並みである。

オランダ中央統計局の統計