オランダの小学校、知識移住者の外国人の子弟が大量に流入

オランダで仕事をする外国人従業員が増加するとともに、アイントホーフェンやアムステルダムそしてハーグ近郊の現地校に入学する子供の数が急増している。幼稚園や小学校はオランダ語を話さない子どもたちへの対応が迫られている。企業は海外からいわゆる知識移民(kennis immigrant、highly skilled immigrant)と呼ばれる技術者やIT部門従事者を大量に雇用しており、これからも増加が予想されている。アイントホーフェンでは2030年までに4000人の外国人生徒が増加すると見ている。同市のライハーラーン小学校では、すでに幼稚園(Kleuterschool)の生徒の3分の1、幼稚園低学年(Peuter)の半数が外国人の子どもたちである。外国人従業員の子弟は、以前はインターナショナル・スクールに入学していたが、最近では両親の滞在期間が長くなる傾向があり、最初から現地校に入学するという選択肢が増えている。またこれらの知的移住者に対して、企業が子供への学費を負担しないというのも現地校へ通う子供の増加の一因である。アイントホーフェンでは小学校に外国人クラスを設置しオランダ語の言語教育を始めている。

インドなどからの外国人従業員が多いアムステルフェーンでも、すでに1500人の子供が現地の小学校で学んでいる。この数はさらに増えると見られていおり、市当局では子どもたちへのオランダ語教育など解決策を検討している。

過去13年でオランダで働く知的移民の数は50,000人となった。このうち40%はインドからの移住者である。アムステルダム、アムステルフェーン地区でもインド、中国、そして日本といったアジアからの知的移住者が20,000人を超えた。

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