クリスマス・イブ、オランダ上空で真珠母雲が見える可能性大

12月24日クリスマス・イブの日没に、非常に珍しい真珠母雲が観測できる可能性が高いと、気象情報サービスWeeronlineが報じている。真珠母雲は高度20~30km付近の成層圏にできる特殊な雲で高緯度地方で冬によく見られる雲である。日没後も太陽の光を受けて赤から紫色に輝く姿を見ることがある。真珠母雲の名は、その色彩が真珠母貝であるアコヤガイの内側に似た虹色をしていることより付けられた。24日は高度25km付近の気温は零下80度まで下がるため、雲に含まれる氷のクリスタルが太陽光を受けて輝く。

この輝く雲が見えるのは日没前後の西の空で16:00ごろと予想されている。オランダの東部や南部では北部そして西部よりも大きな雲が見えるという。オランダで最後にこの雲が観測されたのは2016年の2月2日。