オランダのチョコレート会社「Tony's Chocolonely」ザーンダムに工場と遊園地

オランダのどのスーパーマーケットにも売っているカラフルなパッケージのチョコレート「トニーのチョコロンリー(Tony's Chocolonely)」が、アムステルダムの北ザーンダムにある元製粉工場で自社チョコレート工場を始める。投資額は1億ユーロ(約130億円)だというが、ジェットコースターも併設という変わった工場となる。

創始者で社長のベルトマン氏によれば、この工場で年間7千万本ほどの板チョコを生産する予定だが、工場は一般公開する予定。さらに工場の隣にはジェットコースターやカフェ、レストランそして観客席も設けるという。12年前に設立されたトニーのチョコロンリーはオランダで一番人気のチョコレート。ここのチョコレートは児童労働や奴隷労働を伴わないカカオを利用しているということで有名になった。

いまのところトニーのチョコレートはベルギーで生産されている。自社工場を持つことで念願を達したが、今度はどうやってチョコレートが生産されるのかを見てもらいたいとベルトマン氏は語っている。建設は来年から始まりおそらく2021年にオープンの見込み。トニーのチョコレートは海外への拡大を目指しており、アメリカとイギリス市場への進出が目下の目標だという。

Tony's Chocolonely