通行不可表示無視で史上最高の罰金

高速道路上の通行不可表示(赤いクロス)無視で今年は1500件の違反に罰金が課せられた。昨年は1000件程度だった。2015年は381件だったので大幅な増加である。

増加の背景には高速道路上に設置されたカメラの増加もある。現在、スピード違反とは別にこういった違反を取り締まるカメラがなんと3000機も設置されている。これにより当局は信号無視の違反発覚数はおそらく今後増加し続けると見ている。さらに、罰金額はこれまでの230ユーロから240ユーロへと値上がりする。

交通省によれば交通違反による事故は増えているという。先月には路肩で起きた事故によりアムステルダム付近の高速道路A10が閉鎖された直後、76人が赤信号を無視しこれを突破し罰金を受けた。また路肩路線は混雑時には通行許可されることがあるが、開いていないときにこれを無視し通行する車が多いという。これに対しても罰金が課せられる。
インフラ交通大臣は、通行不可表示を無視することは限りなく危険なため、今後さらに取締を強化するとテレグラーフ紙のインタビューで述べている。