オランダで初めて。パスポートの性別欄に「X」

ブレダに住むレオンヌ・ゼーヘルスさん(57)が、19日オランダで初めて性別欄に男性でも女性でもない「X」と記入されたパスポートを受け取った。ゼーヘルスさんはインターセックス(間性)というカテゴリーに含まれる人で、男性だが自分では女性だと感じている。男女どちらかしか選べないことを不服し、これまでジェンダーニュートラル(性的な区別をしない)パスポート発行を求め法廷で争ってきた。裁判所はゼーヘルスさんの要求を認め、このたび新しいパスポートの発行の運びとなった。

LGBTを代表する各組織はこの発表を歓迎。性転換者団体(NNID)や同性愛者団体(COC)は、レオンヌさんの勝利だと讃えている。裁判所の判決では、性別の区別がない(ジェンダーニュートラル)を認めないことは、私的生活、自己決定、個人の自由への侵害だとしてゼーヘルスさんの異議申し立てを認めた。

ただしこの判決はまだ法律に反映されていないため、政府は法律の改定を急いでいる。改定では必要のない性別の登録を排除するといった項目も含まれる。オランダにはインターセクシュアルの人が4%いる。