オランダの億万長者の数、大幅に増加

オランダに住む億万長者(不動産以外の資産を100万ユーロ以上持つ人)の数が大幅に増加した。中央統計局CBSによれば、2016年には6000世帯も増え総数は11万2000世帯へとなった。同局の経済担当部長によれば、億万長者の増加はここ数年の好景気が大きく影響しているという。そして、億万長者の多くは自営業者だという。2009年の金融危機には企業の業績も悪化し個人資産も激減した。しかし今では多くの企業が利益を享受している。

さて億万長者たちはどこに住んでいるのか。住民数に対する億万長者の割合が大きいのは、ラーレン(Laren)。オランダで最も金持ちであるフリッツ・ゴールドシュメディング(人材派遣会社ランスタッドの創始者)もここに住んでいる。このほか、ブラリカム、ブルーメンダール、ワッセナー、そしてローゼンダールも富裕層に人気だ。ベルギーと国境を共有する町バールレ・ナッサウも2009年以来金持ちをひきつけており、2009年には113位だったのが2016年にはトップ10に躍り上がった。

億万長者には職業では農業、金融、貿易、医療、弁護士という職業従事者が多い。乳牛農家、専門医、そして弁護士はどの時代でも変わらず高額所得だと、CBS。

CBSの億万長者調査