アムステルダム中央駅の刺傷事件、テロの可能性

アムステルダムの中央駅で8月31日、男が近くにいた2人を刃物で刺し重傷を負わせた事件を捜査していた警察は9月2日、容疑者はドイツの在留許可証を持つアフガニスタン人(19)で、被害者2人は米国人旅行者であったと発表した。ジャウェド・Sという名のアフガニスタン人はドイツでの滞在許可を持っていた。事件の動機はまだ明らかではないが、オランダ警察はドイツ警察と連携し捜査を進めている。先日問題化した極右政治家ウィルダース氏が計画していた「ムハンマドの風刺画コンテスト」に関係するものであったかはまだわかっていない。

ドイツ警察は容疑者の家宅捜索を行ったがその結果はまだ発表されていない。オランダ警察によれば容疑者はイスラム過激派のリストには載っておらず、単独で今回の事件を起こしたとみられるという。「国家テロと安全当局」はツイッターにて「今回の事件でもテロ脅威度は以前と変わらずレベル4−5
に留まる」と発表している。