スキポール空港付近、テロ脅威の可能性で警戒厳重に

オランダ航空警察は、「脅威の可能性がある」として30日土曜日の早朝からアムステルダム・スキポール空港付近での警備を強化した。夏休みで空港へ向かう車が検問されスキポール空港付近の高速道路A4には長い渋滞ができた。国立テロ対策警備委員会(NCTV)は、脅威の可能性について詳細は明かしていないが、車両内の検査などかなり厳しい取り締まりが行われている。NCTVのスポークスマンによれば「旅行者と空港内従業員の安全を確保するために、この厳重な警備が行われている。」という。

オランダにおけるテロ脅威度は2013年に設定された「かなり高い(substantial)」というレベルから変わっていないが、これは最高レベルから2番目の高レベルである。イスラム過激派によるフランス、ベルギー、ドイツでのテロ攻撃が続け様に起きた後、オランダが次の標的になる可能性は高い。オランダも米国が主導している中東(イラクとシリア)でのイスラム国への攻撃に参加していることが、その懸念の背景にある。

警察によれば、スキポール空港内と付近の警備体制は明日31日も引き続き行われるという。空港に向かう人は十分時間に余裕を持って出かけるほうがいいと、スキポール空港。