オランダ警察、ドローンの脅威に猛禽類を導入

ドローンによる事故が世界で相次いで起きている。日本でも首相官邸の屋上にドローンが落ちているのが発見されたり、最近ではイタリアのスキーレース中に選手の真後ろでドローンが墜落するなど、その脅威が懸念されている。テロに使用される可能性もあり、オランダの司法安全局ではドローン対策を強化している。

その中で注目を浴びている方策に、鷹や鷲などの猛禽類を使いドローンを逆攻撃する方法がある。現在オランダ警察で実験中であるが、鷹匠のような専門家に訓練された鳥がその鋭い爪でドローンをキャッチし安全な場所に移すという。警察によれば、ドローンを使い化学兵器、爆弾あるいは毒ガスなどが人や建物に落とされるというテロの可能性は否定できないという。警察、テロ対策委員会、司法安全局そして国防省が共同で、ドローンに対抗する方策を開発中である。