アムステルダム「ゲイプライド」運河パレードは大盛況

アムステルダムで、LGBTの祭典ゲイプライドのクライマックスを飾る第23回運河パレードが8月4日行われ数10万人の人が観覧した。80隻のそれぞれ趣向を凝らし飾り付けたボートが約6kmの運河をパレード、これを観覧する人たちで運河沿いの道路はびっしりと埋まった。2018年の運河パレードのテーマは「ヒーロー」。ボートの参加団体はLGBTの権利を守るための小さな団体から、マルチナショナルのグループ、銀行、警察、そして省庁まで様々で、オランダの寛容と多様性を象徴していた。

今年はじめての参加グループは医者の団体。ボートを率いるプルメレンドの病院に勤務する医師ロートメンセンさんは、「未だに医療従事者の間ではLGBTであることを表明するのは気後れする空気がある。」と延べ、ダイバーシティの重要さを提唱するのが目的を強調した。アムステルダムの新市長となったフェムケ・ハルセマさんもボートの上で踊っているのが目撃されている。

今年最も注目を浴びたのはオランダに住むイラン人が乗る「イラン・ボート」だという。イランは性的マイノリティへの差別と暴力で知られている。