グーグル、北オランダにまた土地を購入、新規データセンター建設か

巨大インターネットサービスのグーグルの親会社であるアルファベット(Alphabet)社は北オランダ州に約70ヘクタールの土地を購入した。通信社ブルームバーグが木曜日に報じたニュースによれば、グーグルはここに新しいデータセンターを建設する計画だという。ただしアルファベット社はまだ土地の利用方法については決めていないと発言している。
グーグル社はすでにフローニンゲンのエームスハーフェンにデータセンターを所有している。今年の3月にはこのデータセンターにさらに5億ユーロを投資すると発表している。ブルームバーグによれば、オランダのこの地域では比較的安く代替エネルギーによる電力の供給が可能なため、マイクロソフト社など他のIT企業のデータセンターも建設されている。

グーグルのデータセンターを巡っては過去に収賄事件も起きている。2016年にオランダの不動産企業がエームスハーフェンのデータセンターの用地に絡みグーグルに賄賂を支払ったことが報じられている。この企業は前グーグルの役員に170万ユーロを支払い、便宜を図るよう依頼していたという。この会社の社長とその妻は、マネーロンダリング、詐欺、犯罪組織との関わりなどの容疑で起訴されており、9月に法廷に出廷する。また、このもとグーグル役員もこの会社に関わっていたという嫌疑がかかっている。

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