航空会社KLMとオランダ鉄道「欧州内の移動は鉄道を!」

「欧州内の移動は飛行機ではなく鉄道を!」とKLMとオランダ鉄道NSのトップが水曜日国会にて提唱した。環境そしてスキポール空港にやさしい、というのがその背景にある。
現在、欧州内の移動は航空機の利用のほうが速くて安いため列車の利用が少ない。KLMとNSは、ロンドン、パリそしてベルリンへの列車運行をより速く安くすべく、オランダ政府は列車と飛行機での交通の競合を図るべきだと国会にて陳述した。これはCO2排気ガスを減らすための環境保全という目的もあるが、オランダの経済にもプラスであると両者は述べている。

公聴会ではとくにオランダからブラッセル向けのインターシティ(急行列車)そしてロンドンへのユーロスターの改善を要求。火曜日にはベルリン向けの列車運行改善への嘆願署名15,000件を国会が受理している。

スキポール空港の混雑も大きな問題となっている。現在すでに年間50万の離着陸があり2020年には飽和状態となると予想されている。このうち750km以内の近距離輸送は1日750便。KLMは、スキポール空港では大陸間輸送に集約し、欧州内の運行は制限したい意向である。