アムステルダム、駐車違反の紙が消える
アムステルダム市では来年の2月から駐車違反した車のワイパーに紙の罰金警告を挟むのが廃止される。その代わりに、違反取り締まりの係員は車のナンバーをデジタルで入力し、その後違反者の家に罰金請求書が届く仕組み。
アムステルダム市ではすでに紙の駐車券(駐車する際に先払いして車のダッシュボードなどに置いておく)は廃止されており、路上駐車する際にはパーキングメーター(駐車料金支払機械)で車のナンバーを登録するシステムとなっている。もちろん支払い記録のために駐車券をプリントすることも可能だが基本的に必要ない。
このほか、オランダでは全国でほとんどのパーキングメータ(駐車料金支払機)が事前に登録しておいた車は携帯電話で支払い可能である。
ただし外国のナンバープレートがついた車が駐車違反し、そのナンバーがシステムに登録されていない場合には、車輪にわっかをつけられ動けないようにされ、ワイパーの下に駐車違反の紙が置かれる。
この駐車料金支払いデジタル化によりアムステルダム市では2015年から年間2000万ユーロ(約30億円)の節約ができるという。