オランダへの外国人観光客さらに増加

オランダ中央統計局(CBS)が4月4日に発表した統計によれば、2016年オランダへ訪れた外国人観光客は1800万人と一昨年に比較し13%増加している。この数字は5人以下で宿泊した人の数の合計だが、エアビーアンドビーなどの民泊施設での宿泊客は含まれていない。外国人観光客の80%はヨーロッパから。3分の2はドイツ、ベルギーそしてイギリスからやってきている。特にドイツからの観光客が増加(一昨年比14%増)し、宿泊日数も平均3.4泊と伸びている。

最も顕著だったのは台湾人観光客の急増。79%も増加している。調査を行ったCBSによれば、台湾とオランダ間に新空路が開設されたのが要因だという。中国からの観光客も26%増えているが、観光客全体からみると2%とそれほど多くない。日本人観光客数は統計では不明だがトップ10には入っていない。

観光客はアムステルダムを中心に北オランダを旅行する。観光局はアムステルダム集中を避けオランダ全土へ観光客の目を向けるよう様々な施策を行っているが、2012年からあまり変化は見えていない。観光業はオランダのGDPの3.9%に加担し、64万人の雇用を生み出している。

CBS統計