アムステルダムへの観光客、特に日本人団体客が大幅に減る

オランダの観光業者の稼ぎどきであるチューリップのシーズン。予想とは裏腹にアムステルダムへの観光客が減っている。とくに過去数週間、中国人と日本人の観光客が激減しているという。年間40万人の団体観光客が立ち寄るダイヤモンド会社ガッサン・ダイヤモンドでは、今年は例年より8万人減を予測している。チューリップの名所キューケンホフ公園の訪問時期、同社への日本人観光客は75%減と大幅に落ち込んだ。「パリとブリュッセルのテロ事件が影響している。」とオーナーのガッサン氏。中国人は30%減だという。

キューケンホフへの訪問客も減り、ここ8週間では例年より6%少ない110万人となっている。日本人はこれまで3万人を数えていたが、今年は1万人とここでも減少。もうひとつの観光名所である風車村ザーンセ・スカンスでも5%減。運河巡りの遊覧船の利用者も減っているという。ガッサン氏によれば、アムステルダム市内の混雑を懸念した市当局が海外での観光PRを控えているのも背景にあるというが。