オランダ、2014年版ミシュラン星さらに9つ増える

食文化に弱いと言われてきたオランダだが、最近のレストラン事情はずいぶん向上している。昨日発表された新ミシュラン・ガイドでは全土で9つの星が増えた。12月から3つ星レストランは新しいものを含めて2軒、2つ星は17軒となる。1つ星も含めると105軒。とくに新規に3つ星に参入したDe Leestの進化はめざましいという。

ヘルダーランド州のVaassenにあるレストラン「De Leest」のシェフであるブールマは、フレーランドにあるDe Nederlandenというレストランでスーシェフとしてキャリアを開始したが、そのころから腕前を発揮し注目されていた。その後2002年にVaasenという小さな田舎町でブールマ氏は「De Leest」を始める。最初は非常に簡素なレストランだったが評判はよく、2003年にすでに1つ星を獲得する。そして2007年に2つ星と進み、今年の12月から3つ星へ昇格となった。ただ、専門家の間では彼の名前は無名に等しく、今回の3つ星授賞は驚きのようである。

このほか2つ星に昇格したレストランには、アムステルダムの「Bord'eau」や魚レストランの「Bridges」などがある。また今年まで3つ星をキープしてきたゼーランドにある「De Sluis」は12月で閉店し、アントワープでの新レストランの開店を準備中である。

De Leest