アムステルダムのファン・デル・ラーン市長逝去

アムステルダムの市長、エーベルハルト・ファン・デル・ラーン市長が62歳で逝去したと、アムステルダム市が発表した。肺がんが全身に移転していたファン・デル・ラーン氏は自宅で静かになくなったという。
市長のすべての任務は副市長であるカイサ・オロングレン氏が受け継ぐ。ファン・デル・ラーン市長はアムステルダム市民に人種や性別を問わず愛された市長だった。勇気とヒューマニズムを同時に持つという氏は、アムステルダムをより住みやすい街にするため犯罪勢力の追放に務めた。

病気悪化のため就務を中止した9月19日には、数千人の市民が自宅の前で拍手とエールを送った。ファンデルラーン市は2010年からアムステルダムの市長を務めた。同氏は1983年にアムステルダムの自由大学で法律学の修士を最優秀で卒業。その後法律事務所に勤務後、1992年に独立、ケネディ・ファンデルラーン法律事務所を設立する。1976年より労働党の党員となり、1990年から98年までアムステルダムの市議会議員となる。
アムステルダムの市長宿舎には反旗が掲げられ、多くの住民が家の前に献花している。