すべての人に愛されたアムステルダム市長、病のため退任宣言

アムステルダム市長エーベルハルト・ファン・デル・ラーン氏(62)は18日月曜日を持ってその任務を中止すると書面にて発表した。同市長は長い間肺がんを患っていたが、治癒の見込みがないという医師の判断でこの決断に至ったという。書面には「親愛なるアムステルダムの住民へ。世界で最も美しく愛にあふれた街の市長であったことを栄誉に思う。」と綴られている。

ファン・デル・ラーン市長(労働党)は、7年間市長を務めた。支持党、人種、宗教、社会的階層を問わずに愛された市長だった。ルッテ首相も「非常に悲しいニュースだ。ファン・デル・ラーン氏の勇気と公平さに敬意を評す。」とメッセージを送っている。
今年の1月にガンであることを公表して以来、多くの住民から励ましのメッセージが送られている。今回の市長からの書簡は「みんなで力を合わせアムステルダムを守ってください。さようなら。」と結ばれている。ファン・デル・ラーン氏の業務はカイサ・オロングレン(50)が一時的に引き受ける。