オランダ新政府、国立美術館訪問や国歌学習を義務化?
小学校は最低一度の国立美術館、国会の訪問をカリキュラムに加えることを義務付ける。新政権樹立のために交渉中の自由民主党(VVD)、キリスト教民主党(CDA)、民主66(D66)そしてキリスト教連盟が合意したと、テレグラーフ紙が報道した。国会や美術館訪問は文化教育の一環で、とくに憲法や国歌を学ぶことを強調している。この中で、小学生はオランダのアイデンティティ(帰属意識)を肯定的に認識を深めるのが目的だという。
これに先立ち、AD紙によれば、小学生はオランダ国歌の歌詞と意味そしてメロディを学習すべきという上記各党の認識を報道している。さらに18歳の誕生日にオランダの歴史についての小冊子を配布する意向。オランダの国粋主義化という批判もあるがこれまでの多文化政策でオランダの文化が軽んじられていたことに対する反省があるのかもしれない。
さて肝心な新政権だが、3月の総選挙以来まだ交渉中だ。昨日は担当大臣について話し合いが持たれた。農業担当省、気候とエネルギー省、移民と融合担当省が新たに設置される予定。