アムステルダムで、「スクーター・シェア」スタート

オランダでは好きなときに利用できるカーシェアが人気だが、スクーターのシェアも近々アムステルダムで始まる。
このスクーター・シェア「Felyx」は29歳の青年二人が起業したスタートアップ。ドイツ製の電気スクーターを利用する環境にやさしい輸送手段が売り物である。登録すれば誰もが好きなときにスクーターを利用できるシステムで、正式には7月から登場する。

好きなときに好きな場所で車をピックアップし、指定場所に戻すという「Car2Go」というカーシェア・システムはアムステルダムでは大成功している。これを見てスクーター・シェアを開始することを思いついたという2人は、「アムステルダム市内は渋滞がひどいので、これからはスクーター。それも騒音や排気ガスがない電気スクーター。」だとスクーターの利便さを強調している。

料金は1分間で30セント。車や自転車のシェアと違うところは、使用後好きな場所に置いておけるという便利さだ。車での移動には近すぎ、自転車では時間がかかりすぎる距離での利用(平均12分)が多いと見積もっている。ターゲットはアムステルダム市内(とくにWTCエリア)で働く人たち。旅行者も利用するのか?という質問に、2人はきっぱりと「ノー・ツーリスト」と答えている。すでにツーリストであふれているアムステルダムに、これ以上の混雑は避けたいという。利用者はオランダに住所をもっていることが必須。今後、ロッテルダム、ハーグ、ユトレヒトなどの都市でも開始予定だそうだ。

Felyx