診断に疑問を感じたら、臆せずにセカンドオピニオンを求めよう
医師による診断に疑問がある人が別の医師にセカンドオピニオンを求めるというのは、オープンなオランダでもまだそれほど多くない。それでもセカンドオピニオンを求めた人の半分は、最初の医師とは異なった診断結果を受けていることが、オランダ患者連盟の調査で判明した。
診断に疑問を感じてもセカンド・オピニオンを求める勇気がないという人も多い。別の診断も欲しいと思っている患者の5分1は、自分のホームドクターにそれを伝えることは臆してしまうと答えている。25,000人の会員からなる患者連盟(ほとんどの会員は慢性病か死に至る病の患者)が2015年と16年に、セカンドオピニオンを活用したか、あるいは活用したかったという2300人を対象に調査したのが上記の結果である。
患者連盟のディレクターは「医師の診断に疑問がある場合には、勇気を出してホームドクターにその旨を伝えセカンドオピニオンを活用すべき。」と奨励している。なにしろセカンドオピニオンを受けた人の半数が最初の診断と違う診断を取得しているのである。オランダの医療機関では何でも聞いたほうが勝ちである。