オランダの若い女性、フルタイムの仕事を避ける

あらゆる面で男女平等が尊重され、同一労働同一賃金も保障されているオランダだが、女性はパートタイムで働くことを好む傾向が強い。さらに経済的に自立をしている人やキャリアの見通しがある人も少ないことが社会文化計画局(SCP)の調査で判明した。

学校や大学では女性のほうが男性より成績がいいのはオランダも例外ではない。しかし卒業後は自立の道を選ぶ人が男性より格段に低いという驚くべき結果が出ている。18歳から25歳の女性の3分の2がパートタイムで働いている。男性は4分の1以下。経済的な自立には最低でも月額920ユーロ稼がねばならないが、多くの女性はこの域に達していない。ちなみにオランダでは他の欧州各国と同様パートタイムでもフルタイムと同様な労働条件と社会保障が保障されている。

26歳から35歳の女性はパートタイムを選ぶことが多い。ひとつには育児という理由もあるが、実際には子供の有無にかかわらずフルタイムを選ばない女性が多い。賃金が男性より低いというわけでもなく、30歳までは女性は同等あるいは男性以上の賃金を稼いでいる。単に仕事だけに忙殺されたくないというのが大きな理由のようだ。

さらにオランダでは男女ともに他の欧州諸国に比較して労働時間が少ない。欧州平均では男性が週に39時間、女性は35時間となっているが、オランダではそれぞれ37時間と29時間である。SCPの今回の調査結果では男女の労働比較が発表されたが、次回のリポートでは隠れた不平等さとこれに対する政府の取り組みが明らかにされる。

SCP調査結果