オランダ、子供向けのお菓子やスナックのパッケージにアニメ・キャラ禁止

子供向けのお菓子やスナックのパッケージからアニメのキャラクターなど子供が大好きな絵が消える。キャラクターが禁止されるのは、糖分が多いお菓子などの健康に悪い製品。とくに7歳以下の子供向け食品のパッケージには使用できない。子供がスーパーマーケットなどでキャラクターに惹かれてお菓子を欲しがるからだ。7歳から13歳向けのスナック菓子にもこれは適用される意向である。今回の決定は、政府とオランダ食品業界連盟(FNLI)の話し合いの結果であるが、この背景には消費者の圧力がある。

子供向けクッキー、ヨーグルト、チョコレートなどには往々にして塩分、糖分、脂肪分が多めに含まれている。パッケージに子供が好きなキャラクターをつける販促を禁じることで、体に悪い成分の摂取が減るというのが政府の見解だ。これより先にスーパーマーケット・チェーン「アルバート・ハイン」や「プラス」は今年始め子供向け自社製品からアニメキャラクターを排除している。
FNLIによれば、キャラクターを禁じるのは「不健康な」製品のみ。「トマトだったらキャラクターをつけてもいい。」と、業界の健康志向を強調している。しかし、海外で製造させるなどの抜け穴を作ることでこの法律を回避する可能性も高いと同連盟。