オランダのスパイス入りクッキー「ペーパーノーテン」のメーカー、欧州全土に広げる野望

世界最大のスパイス入りクッキーのメーカーである「ファン・デルフト・ビスケット」は、このシンタクラースとクリスマスのシーズンは大忙しである。オランダの伝統的なクッキーであるペーパーノーテンとクライドノーテンは、冬のイベントに欠かせない。現在ではオランダだけでなく、欧州各地でこのスパイス入りクッキーを販売している。とくにドイツでは生姜入りのケーキ「レープクーヘン」を食べるので、味に慣れているという。「ベルリンでは飛ぶように売れている。」と同社。他の国でもマーケティング次第でけっこう売れているという。

シンタクラースが袋からごっそりと出して子どもたちにばらまく「ペーパーノーテン」を「ペッパーナッツ」として欧州中に広めたい、と意欲満々である。ノーテン(ナッツ)と言う名称にかかわらず、ペーパーノーテンはクッキーである。「ファン・デルフト」社は「ノーテン」を今年350億個生産しておりこれはオランダ全体の生産の約半分以上。来年は米国、ロンドン、バルセロナにも直営店を開く計画だ。