オランダ人、非英語圏では英語力最も高く

言語教育会社エデュケーション・ファースト(EF)の調査によれば、オランダ人の英語力は非英語圏では最も高い。これまでのトップであったスウェーデン人とデンマーク人を抜いたという。この調査は世界72カ国で95万人の成人を対象に行ったもので、リーディングとヒアリングではオランダ人は非常に高く、平均7(10中)という成績。調査詳細は以下のEFリンクにある。

さてオランダ人の英語力の高さの秘密はいったい何なのだろう。フローニンゲン大学のフェルスポール言語学教授が指摘している「オランダ語と英語はかなり近い言語。これはスカンジナビア系の言語についても同様。」という近似性が大きいようだ。またオランダは小さな国であるため、世界でオランダ語を話す人が少ないため、英語が必須となるというのも要因であろう。学校でも比較的早い時期(10歳)から英語を教えているのと、外国語のテレビ番組はすべて吹き替えなしで字幕つきというのも、子供のころから英語が身につく大きな要因となっている。

2013年オランダ人の英語力は世界3位だった。1位と2位はスウェーデンとデンマーク。そして今年この2国を抜いてトップとなった。女性のほうが英語力が高い国が多い中、オランダでは男女の差も全くないという。

Education First