オランダ、英語力は世界一

英語を母国語としない国の中でオランダ人の英語力は世界で最も高い部類に入っている。世界で100万人を対象に行った英語力の調査、英語能力指数(EF EPI)での結果である。

参加者は3種類のEF標準英語テストを受けその能力が調べられる。平均年齢は26歳。この中からある程度の英語力を持つ人400人が最終の調査対象に入りここで順位が決まるというシステムだ。最終的には80カ国がこのランクに入った。

昨年2016年と同様、オランダは世界の中でもトップの71.45点を獲得。時点がスエーデンの70.40点だった。トップ5はスカンジナビア諸国。トップ8カ国の中で欧州以外の国は南アフリカとシンガポールが入っている。日本は80カ国中で37位。

トップ10の国ではすべて小学校から英語の授業が行われている。授業では英語でのコミュニケーションが重視され、文法にはあまり触れないのが特徴だ。さらにオランダも含め、テレビでの英語番組(サブタイトル付き)が多いことも指摘されている。EFによれば、人口当たりの輸出、国民総所得、イノベーションは、すべて英語能力と正の相関を示すという。

EF EPI(日本語)