日本のTPPにあたるTTIPとCETAに反対の大規模デモ、アムステルダム
アジアのTPP(環太平洋経済連携協定)の欧州版であるTTIP(大西洋横断貿易投資パートナーシップ協定)とCETA(EUとカナダ間の協定)に反対する大規模なデモが、土曜日アムステルダムで行われた。この協定に反対を唱えている消費者連盟、労組(FNV)、グリーンピース、環境保護団体、フードウォッチの率先で8000人近くがこのデモに参加した。
オランダでは、EUと米国の間の貿易協定(TTIP)そしてEUとカナダの協定(CETA)に対し、食の安全性、環境保護の立場から反対を唱えるだけでなく、失業者の増加や労働者の権利の奪取という懸念を抱く人は少なくない。
他の欧州の都市でもTTIPに反対するデモが土曜日行われた。ドイツのベルリンでは約15万人が参加という大規模なものだった。また同じくドイツのミュンヘンでも3000人が集まった。ベルギーのブリュッセルでは2000人、マドリードやヘルシンキでも1000人が参加した。