レストランで余った食事をスマホで注文

レストランで余った食事をスマートフォンのアプリを使って破格で注文できる。フィンランドの企業レスキュークラブ(ResQ Club)が始めたサービスがオランダに上陸した。まずは来週からアムステルダムのレストランで始まる。

レストランで残った食材や食事の廃棄は経済的な損失だけでなく環境への負荷となる。これを解決すべきフィンランドのパーキンネン氏がこのレスキュークラブを起こし、今年の1月からすでに4万食が販売されるという実績を収めた。これが廃棄されていれば350トンの温暖化ガスが発生したと試算している。オランダの飲食業界でも食品の廃棄は憂慮すべき問題で、ワーヘニンゲン大学の調査によれば年間5100万トンが捨てられているという。レスキュークラブはフィンランド、スエーデン、エストニアですでに広まっており、今後オランダでの拡大が期待される。

来週から始まるアムステルダムでのサービスに参加表明したのは15軒のレストラン。ターゲットグループは、市街地に働いて居住する人たちで、仕事が遅くなったときなどテイクアウトするのが便利である。スマートフォンのアプリで、どのレストランやカフェで何が買えるかがひと目でわかり、その場で注文、購入できる仕組み。価格は平均で通常の半額程度だという。

Resq Club