「看板に偽りあり」の製品トップ10

クライン・キュウケン(Kleine Keuken)が販売する、「生後8ヶ月目からのチョコレート・スプレッド」という製品が今年の「看板に偽りあり賞」(Gouden Windei)を受賞した。2019年の最も「誤解を招く」製品を1万人の消費者が選んだもので、このスプレッドは23%の票を得ている。食品の安全性を調査する非営利団体である「フードウォッチ」が行った調査だが、この「生後8ヶ月目」というのがいただけないというのだ。チョコレートスプレッドはもちろん生後8か月の赤ちゃんにも与えることは可能だが、母乳から突然このチョコレートスプレッドというのは決していいものではない。だいたい、このスプレッドには69%も砂糖が含まれている。

製造者のクライン・キューケン社は11月の終わりに、同社のオーガニック・スプレッドがこの不名誉な賞を受けたとき、同意できないと申し立てをおこなった。同社のスプレッドはいろいろな点で一般のスプレッドとは違うのだと反発。砂糖はともかくとして、ひまわりの種のペーストがベースになっているという。このひまわりの種は、繊維質が多く、カルシウム、亜鉛、ビタミンB27が豊富である。さらに砂糖も精製していないものを使っていると、この不名誉な賞を受けたことに反発した。

この広告に偽りあり賞は今年で10回目。昨年選ばれたのは、「コカ・コーラのスマート・ウォーター」だった。
今年の2位は、スーパー「AH」の季節の野菜。季節外れにペルーから輸入したアスパラガスを季節の野菜と謳っている。他には、同スーパーの「山羊のチーズ・スプレッド」。これはほとんどが牛乳から作られていた。リプトンの「マッチャ」。抹茶の含有量は0.0007%のみ。ケロッグの「健康食品」ココ・ポップス・スティックは全く健康ではない。ボンゴのピーナッツバターにはピーナッツの含有量が少なく、砂糖と油脂が多い。

Food Watch