蘭スーパー「アルバート・ハイン」自社製品の砂糖含有量減らす

オランダのスーパーマーケット・チェーン「アルバート・ハイン」は、今年末から自社製品の中の100商品から砂糖使用量を減らすと発表した。砂糖過剰摂取による健康害を防ぐのが目的である。ヨーグルト、カスタードクリーム、ケチャップそしてクッキーなどで、10-40%砂糖の含有量を減らす。さらに子供用のヨーグルトなどの新製品では、砂糖を全く使用しないものも導入計画している。また清涼飲料では10%の減糖。さらにすべての製品に、カロリー量と砂糖含有量を表示する。これにより同スーパーでは年間角砂糖5000万個分の砂糖使用量が減ると試算している。

アルバート・ハインは自社製品の「健康化」を目指しており、すでに減塩と減脂肪には取り組んでいる。スーパーマーケットが消費者の「ヘルシーな食生活」を推進する動きは、アルバート・ハイン以外でも始まっている。アルバート・ハインとユンボでは野菜と果物のオーガニック化を目指し、これを環境保護団体のグリーン・ピースや自然環境協会と共同で推進している。この2チェーンでは、2019年までにすべての野菜と果物は「環境に優しい」というお墨付きである「エコラベル」がついた製品のみを販売することを目指している。
オランダの「エコラベル」の基準は厳しい。農薬使用だけでなく、エネルギー使用量、二酸化炭素排気量、水使用料さらに肥料に関しても厳しい基準が設けられている。