独ハノーバーでのサッカードイツ・オランダ親善試合、爆弾攻撃予告で中止

ドイツのハノーバーで17日予定されていたドイツ対オランダのサッカーの親善試合は爆弾攻撃の恐れがあるとして中止された。メルケル首相や閣僚らが観戦する予定だった。ハノーバー警察はドイツの国営放送NDRのインタビューで「ハノーバー市内全体が危険にさらされている」と述べ爆弾の存在を示唆した。すでにスタジアムにいた選手および観客はすみやかに会場から離れるよう要請され、これに従った。

しかし同日夜ドイツ連邦政府デメジエール内相は「スタジアムやその周辺で爆発物は見つからなかった。」と発表しスタジアムでのテロの可能性はなかったとした。会場には200人あまりのオランダ人サポーターそして、スポーツ省のスヒッパー大臣と国防省のヘニス大臣もいたが、全員会場を去りオランダへ戻っている。

11月13日129名の死者を出したパリのテロ事件後、欧州での保安警備はますます過敏そして厳重になっている。同じく17日に計画されていたベルギー対スペインのサッカー親善試合もテロ予告で事前にキャンセルされている。