オランダ警察、難民申請手続きを援助「難民は警察の保護を受ける権利がある。」

オランダに入国するシリアなどからの難民は急増している。これを受け、オランダ警察と軍警察は特別チームを結成し、難民が申請を行うのを助ける、と17日金曜日発表した。
オランダ警察のムッシャー警視総監によれば、一週間に3000人以上もオランダに入国する難民が、適切な場所で難民申請ができるよう全国規模で手を貸すのは不可欠である。現在、従来のテル・アーペルの他、難民申請はアムステルダム、ロッテルダムそしてブーデルに特別に設けられた施設でも可能となっている。難民を一時的に収容し、申請手続きを受け付けているテル・アーペルでは、すでに収容許容範囲を超えており、これら3ヶ所で新規に収容施設が開設されたもの。

警察の特別チームは、難民の申請を手伝うだけでなく、混乱を防ぎ安全に収容所で滞在できるよう力を貸すという。ムッシャー氏は「難民は警察の保護を受ける権利がある。」とフォルクスクラント紙のインタビューで語っている。「安全確保を行うとともに、秩序が保たれない場合には介入も行う。」と同氏。