ロックダウン2月9日まで延長。イギリスのコロナ変異体が脅威に

12日夜開催された記者会見にて、ルッテ首相とデ・ヨング大臣がコロナウィルスによるロックダウンの延長と、懸念事項、そしてワクチン接種予定について発表した。要点は以下の通り。

–  ロックダウンは2月9日まで延長
–  小学校は1月25日から再開。ただしイギリスのコロナ変異種の子供への感染が限られたものであることが証明されていることが条件。
–  中高学校では、1.5メートルのソーシャルディスタンスを守ることが必須。
–  企業に対し、これまでの支援金に対し、さらなる追加の救済措置
- 3月までは不要不急での外国への旅行をしないよう要請。
–  OMT(Outbreak Management Team)は、夜間外出禁止の効果について調査中。これが施行される可能性もある。

コロナ感染者数の減少が思わしくなく、イギリスで発生した変異種がオランダでも拡大しつつあることから、暫定的に1月18日までが予定されていたロックダウンは、2月9日まで延長されることになった。多くの人にとって、とくに企業にとってこのロックダウン延長は死活問題となりうる。政府はさらなる救済措置を近日中に発表するという。
唯一明るいニュースは小学校の再開が早まりおそらく1月25日になりそうだ。ただ、感染性の高いイギリスの変異種が若い人たちの間で広まる可能性もあり、これについては調査中だという。
ワクチンの接種計画も予定より少しずつ早まり、秋までには国民全員が接種終了する予定。