7月1日からこう変わる!オランダの法律

パートナー産休、タバコ販売、電気自動車、年金などに関し本日7月1日から変わるオランダの法律。

■ パートナー(父親)の産休が5週間に延長
2019年まではパートナー(父親)の産休は2日だったのが、2019年に1週間へと延長された。7月1日からはさらにこれが5週間へと延長される。この期間の休暇は給与の70%が雇用保険機関UWVから支払われる。延長される5週間は出産後6ヶ月以内のうちに取らねばならないが、短期間づつバラバラに取ってもかまわない。このスキームを利用するには、パートナーは子供の出生後4週間以内に1週間産休をとっているという条件がある。

■ タバコ販売
本日からスーパーマーケットでのタバコ販売に規制が敷かれる。これまで見える場所に並べていたタバコは、完全に顧客から見えない場所に置かれる。

■ 電気自動車
電気自動車の利用が推進される。個人で電気自動車を購入あるいはリースすると助成金が出る。ただし時速120km以上出る車で、価格は12,000ユーロから45,000ユーロまでという条件つきだ。今年と来年には、電気自動車購入に中古で2000ユーロ、新車で4000ユーロという助成金が支払われる。

■ 最低賃金と年金
21歳以上の最低賃金は月額税引前で1680ユーロとなる。この金額はフルタイム雇用の場合に適用される。ただしフルタイムが週に36時間なのか38時間なのか、あるいは40時間なのかは法律で定められていない。

最低賃金の上昇にともない、老齢年金(AOW)支給額も上がる。この年金AOWは外国人も含むオランダに住む人全員に対し支払われる基本年金だ。ひとり暮らしの人は税引き後月額1201ユーロ支給される。既婚者あるいはパートナーと住む人は822.62ユーロ。