2024年度世界幸福度、オランダは6位に

2024年度の世界幸福度ランキングで、フィンランドは7年連続で世界で最も幸福な国となった。オランダは2023年から順位を 1 つ落としたが、年間世界幸福度ランキングで は6 位。ドイツと米国での幸福度は悪化し、この2国は初めて上位20位から外れた。
世界幸福度報告書 2024 の研究者らによると、フィンランド人が幸福感を感じているのは主に自然との密接なつながりと健全なワークライフバランスによるものだ。フィンランド人は、充実した福祉社会、政府への信頼、汚職の少なさ、無料の医療と教育の恩恵を受けている。
「幸福度ランキング」は住民自身が示す生活満足度だけでなく、1人当たりの国民総生産(GNP)、社会的支援、平均余命、自由、寛大さ、汚職なども基準にしている。この調査は国連の後援により毎年実施されている。
オランダは寛容さでは群を抜いており、汚職もほとんどないということで評価されている。
10年以上前にこの報告書が発表されて以来、初めて米国(23位)とドイツ(24位)が幸福度上位20カ国に入っていない。 「トップ10の中で、人口が1500万人を超えているのはオランダとオーストラリアだけだ」という。
セルビア、ブルガリア、ラトビアの東ヨーロッパ諸国は、幸福度が最も大きく跳躍した。
逆にアフガニスタン、レバノン、ヨルダンで最も急激な下落が見られたと報告している。 昨年と同様、アフガニスタンは調査対象となった143カ国のリストで最下位となった。タリバンが政権を握って以来、特に女性は厳格なイスラム政権の重荷を負ってきた。タリバン政権以来、女性は仕事を見つけるのが難しく、たとえ仕事があっても恐怖の中で暮らしている。
研究者らはまた、若者と高齢者の違いについても調査した。西ヨーロッパでは、あらゆる年齢層の人々の幸福感はほぼ同じ。 オランダは60歳以上の人の幸福度は若者より高いという調査結果が出ている。
最も幸せな国トップ 20 は次のとおり。 日本は47位にランクされている。
- フィンランド
- デンマーク
- アイスランド
- スウェーデン
- イスラエル
- オランダ
- ノルウェー
- ルクセンブルク
- スイス
- オーストラリア
- ニュージーランド
- コスタリカ
- クウェート
- オーストリア
- カナダ
- ベルギー
- アイルランド
- チェコ共和国
- リトアニア
- イギリス