アウトホールンまで延びるアムステル・トラムは来年開通予定
アムステルダム南駅からアムステルフェーン南部まで運行しているトラム25番が、2024年夏頃にはアウトホールン(Uithoorn)にまで延びる予定だ。すでに運行しているトラムには「アムステル・トラム」と表示されており、アムステル川の上流にあるアウトホールンまで行くことを示唆している。
現在アウトホールンからはアムステルダムへ向かうバスが運行されているが、市は急速に成長しており、バスでの乗客数がますま増えて収容しきれなくなる時が迫っている。これから開通するトラムは多くの人々にとってより良い交通手段となるだろう。
アムステルダム交通地域の広報担当者によれば、この路線に使用されるトラムには、175人の乗客が収容できる。「バスの場合、座席が26席、最大で59席の立席が可能。ただバスは渋滞の影響を受けやすい。トラムは渋滞の問題はない」
アウトホールンからのトラムの開通は来年夏が予定されている。トラムに乗れば30分程度でアムステルダム南駅まで行ける。そこから列車や地下鉄に乗り換えることができる。これまで陸の孤島であったアウトホールンも新しいアムステル線の運行で急激に便利になるだろう。また、自然が多くのんびりした場所を求め、価格の安い住宅を買いに来る人も少なくないだろう。
アウトホールンはダム広場から16キロ離れており、ブッサム、ハーレム、フォーレンダムと同じくらいの距離だ。おもしろいのはトラムがアムステルフェーンとアウトホールン間で、畑や農地、温室の間を走行することだ。村のような町が時代に適応していくのは便利だが寂しい気もする。