6月の光熱費、昨年比年間で600ユーロ高く

平均的家庭の6月の光熱費は1年に換算すると2,320ユーロと、昨年同時期に比べ37%(630ユーロ)高くなっている。

この上昇はエネルギー価格と税金によるもの。中央統計局(CBS)によれば、この価格も政府による上限が含まれているもので、もちろんエネルギー供給会社との契約の形態(固定か変動制か)によっても異なる。

それでも6月の光熱費は昨年11月と12月と比較すると下がっている。この時期は年間で3000ユーロとなっていた。今年の1月から導入された価格の上限と、2月からのエネルギー費の下落で、契約が変動制の場合には毎月平均価格は下がり続けている。

光熱費は、住居の形態、建設年、断熱、広さ、ライフスタイル、電化製品使用度、暖房の使用などで世帯ごとに大きく異なる。その結果、光熱費が異なるだけでなく、価格の上限によって家庭が得られるメリットも異なる。価格上限は消費者や企業がエネルギー料金を支払うのを支援するために導入されたもの。昨年はガス価格の高騰を受け光熱費が大幅に値上がりした。