プラスチック容器入りの飲食製品、7月1日から追加料金に
7月1日から飲食店、スーパーマーケット、ガソリンスタンド、小売店などでのプラスチック容器入り飲食製品を販売が禁止される。ただし、追加価格がついていれば販売は許可される。プラスチックの代わりに何度も使える容器を提供することも可能だが、実際にはこれができる店は限られている。
スーパーマーケットに自分の容器を持ち込むのは今のところ非現実的なため、プラスチック容器入りの飲食を購入する際に追加料金を支払うことになる。価格は、5セント、25セント、そして50セントが追加だ。
ファストフードチェーンのマクドナルドでは「顧客が自分の入れ物を持ってきてミルクシェーキを注文するということは、今のところ考えられない」という。まず「衛生的な観点」からありえないとコメントしている。使い捨て容器でミルクシェーキや他のドリンクを注文すると7月1日から25セント追加となる。あるいは、1ユーロのデポジット追加で、返却の際にこれを返金してもらうのも可能だ。ただ店舗側では、この方法だと容器を洗わねばならないため、水とエネルギーコストがかかると乗り気ではない。
スーパーやファストフード店舗だけでなく、飲食品を販売するガソリンスタンドやスナックショップでも、同じ法律が適用される。どの店も「環境保全には協力したいが、顧客が自分の容器を持ち込むのは現実的ではない。」と口を揃えている。
いずれにせよ7月1日からどんな飲食を購入する際も、プラスチック容器に入っていれば追加料金を支払うことは覚悟しなければならない。