大規模なハッキングでオランダのメアド130万のログイン情報が盗まれる
オランダのナショナル・サイバー・セキュリティセンター(NCSC)にいよれば、8月に発覚した世界的なハッキング事件でオランダのサイトも被害にあっている。NLドメイン(.nl)を持つ約5600サイトと同じく1300万のメールアドレスのログイン情報が盗まれている。現在このハッキング事件の調査にあたっている米国のホールド・セキュリティ社はNCSCに警告するとともにプロバイダーなどに対処法を指導している。
米ホールド社は今年8月に全世界で12億件のログイン情報が盗まれており、その中にはオランダのものも含まれていると発表していた。
オプステルテン安全司法大臣が国会に宛てた書簡では、メールアドレスとパスワードの盗難による被害は国民の機密情報に関しては限られたものであると発表している。たとえば、国民背番号であるDigiDや税務当局のIDとパスワードは安全であるという。
しかしながら、インターネット・プロバイダー、地方自治体、教育関連で被害にあっている機関は利用者に対し警告をするよう求められている。利用者総数は約130万と見積もられている。
自分が利用しているサイトがハッキングの被害にあっているかいないかが不明であっても、現在利用しているパスワードは即変更したほうがいいとNCSC。