ロッテルダムのシェルの化学プラントで火災

ロッテルダム市に近いムーアダイクにあるシェル化学プラントで昨夜22時45分に火災が発生したが、消防隊の徹夜作業で鎮火した。火災が発生してから空のベンゼン反応装置が次々に爆発するという連鎖反応も発生、2人が負傷した。

火災による炎は数メートルの高さまで上がったが、関係者はそのまま燃やして鎮火を待つという選択をし1時間後にこの炎は収まった。火災でエチルベンゼンが空気中に拡散したが、関係者によれば健康的な被害はないという。しかし大気のサンプリングには重金属残留物も混じっていたため煤には接触しないほうがいいという警告も出ている。

シェルのこの化学プラントでは石油を原料としたパッケージ、プラスチックボトル、マットレス、車のタイヤなどを生産している。
2011年にはこのプラントのそばにあったケミーパック社が大爆発を起こしている。